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2007/11/12 「次に繋がること」
しばらくぶりです。
個展が終わってから紹介するのも何なんですが、倉敷で行われていた佐藤亮太くんの個展「MAMI-CHANG WORLD」が終わった。前回の個展に引き続きお手伝いをMAEMU企画でさせてもらったのだが、いやいやお手伝い泣かせな作家さんだけあって本当に大変でした。白い壁の何もないハコに突如出現したMAMIちゃんの小屋。あまりの完成度の高さにそういう内装かと思った人もいるのでは。とある、カナダ人は「ヨージヤマモトの店の内装と同じだヨ」って言ってたぐらいですから。
ビバ!釘打機。ビバ!ピケ足場。ってな感じ。
残念ながら来場ワンサカでてんてこ舞いな個展ではなかったようですが、作家自身新たな課題が見つかったようですし、人の繋がりとかもできたようです。
私達が作家さんのお手伝いをしながらも彼らに期待することは作品がたくさん売れることでもなく、話題になってあちこちで取り上げられることでもなくて、個展を通して自分や作品と向き合い次なる表現を見出してほしいってことだけなのである。だもんで、個展の終わった翌日に成果が分かるわけでもなく、次にどのように繋がったかをしっかり見届けてやろうってなことを片付けが終わった真っ白なギャラリーのハコの中で思った。
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2007/09/05 「エンディングにはまだ早い」
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仕事で、とある所にとあるタンクを建設していまして、といってもこちらは現場監督さんなんであっちそっちと現場で指示するだけで実際手を動かして作っちゃったのは職人さんたちなのですが、この職人さんたちは岐阜からわざわざとあるタンクを建てるためだけに来ていて、その職人っぷりが非常に潔かった。数ミリの誤差にも納得いかず、道具も使い方は荒いが道具箱にはキチンと整頓していたり。
自分の中で岐阜は日本一マイナーな県だったので少し見直した。こうやって岐阜の男たちは全国各地に岐阜色強い塔を建てているのかと思うと恐るべし木曽魂!と思ってしまう。
塔も建ったので本日岐阜へ帰るということで職長さんと固い握手をしたのだが目頭が熱くなって耳の奥では中島みゆきがエンディングを歌っていた。ナレーションはもちろん田口トモロヲ。
まだ残工事が残っているのでバタバタは続くのですが小エンディングってところ。 |
| 岐阜の男たちと記念撮影 |
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2007/08/28 「公共たるもの」
倉敷市立美術館で行われている「クロスロード -共鳴する美術-」へ行く。森山知己と山本麻友香の二人をメイン作家に、そして10人の若手作家の作品を展示していた。
メインのお二人の作品は、さすがというか何というか、作品ごとに試行錯誤の後がみられながらも一環した世界観があり、そしてそれでもまだまだ次に進む姿勢が見て取れ、恥ずかしながら初めて知った作家さん達でしたがしっかり心に焼き付きました。山本さんの不思議な子供たちの作品は、ほんわりと可愛らしいのにどこか心を見透かされているようで、作品の前に立つと引き込まれる感じでした。
若手作家のほうですが、残念ながら力の差は歴然でしたね。とかいいつつも灰原さんのほんのちょっとした記憶を大切にたぐって製作したような作品のように次に繋がりそうな片鱗は見ることができました。この展覧会での経験が参加作家さんたちの次作にどのように現れるのか楽しみですね。
作家の選定など賛否もあったと小耳に挟みましたがこのような企画が公共の美術館で開催されたことは特筆すべきであると思います。批判なんぞ恐れず、完成され尽くした作品だけをならべるのではなく、次への可能性を予感させるような企画をもっとやってもらいたいですね。ってか、”公共”こそそういうところに腰をじっくり据えてやっていってもらいたいもんです。批判が怖いなら回顧展してりゃいいし、採算が気になるならどこぞの演歌歌手をステージに引っ張り上げればいいのですよ。
もし、公が文化を育てる手助けをしようとするのであれば公でしかできないやり方をもう少し考えてもらいたいもんです。
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2007/08/21 「きっかけ」
えらくほったらかしでした。
先日お手伝いしていた明和電機展が終了しました。
おかげさまでというか何というか、たくさんの来場者があったみたいで最終日はテンヤワンワのごった返しで心底疲れきったですね。開催された初めの頃は、「この機械はですね・・。」とか「魚で世界観を・・・。」とか説明しがちだったのですが、最終日の子供たちの目を輝かせてナンセンスマシーンに心奪われた姿を目の当たりにするとアートの力っていうか、純粋な楽しさってことを改めて気づくことができました。
その日は、そのまま打ち上げってことで、ボランティアのみんなと飲みに行ったのですが、ふと自分が今こんな活動(アートマネージメントまがいなこと)をするようになったきっかけのことを思い出した。数年前、同じように明和電機展のようなとある展覧会の運営ボランティアがきっかけだったのですが、たまたま新聞で募集記事を見かけ、ほんの軽い気持ちで参加したところ、あれよあれよと裏方の楽しさをたたきこまれ、半ば人生が変わってしまい現在に至るわけです。
打ち上げの席で、「ほんの軽い気持ちでボランティアに参加しました。」なんてことを耳にすると数年前の自分を見ているようで、君も数年先はどんなになってるか分からんぞなんてことを思ったが、この自分も数年先はどんなになるかわからないので、ちとベルト締めてがんばらんとなんてことを思ったわけです。まあ、これがきっかけで何かしら活動するきっかけになったらいいですね。
ってか、そんなちょっとヤル気出した人のためにMAEMU企画メンバー大募集しまっす! |
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2007/07/30 「プレッシャー」
エスプリ・ヌーボーで行われている「JAMIN」展へ行く。
35名の作家によるサムホール展。精鋭作家というだけあって、多彩な作品が集まっており、見応え充分でした。岡山にゆかりのある作家と外から出展の作家と微妙に分けていたのですが、やはり外からの作家さんの作品の質の高さにやられてしまいましたね。ってか、もっとがんばらんと岡山!ってな感じ。35人もそろっていても表現の方法は様々で、みなアチコチな方向へと向かって作品作っているのですが、外からの作家さんの方が突き詰め方が上手いなと思う。こりゃイカンとある種の危機感さえ持ってしまったわけです。
オーナーの池田さん、「適当な作品作るヤツとは口きいてやらん!」とか言ってました。作家さん(特に若い作家さん)たちにとっては良いプレッシャーになっていることと思われます。ケツをたたいて表現を出させ、それを表(社会)に出す。それは、ある意味ギャラリーのあるべき姿だと思う。そういうところがめっきり減ってしまいましたね。
MAEMU企画は、超甘々な軍団なんで作家さんにプレッシャーかけることはできんけれど、少なくとも自分達はプレッシャー抱えてやっていかんとなと思う。 |
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2007/07/26 「確かな手ごたえ」
前田 穣 展 A Certain Stateを観に行く。
天神山文化プラザの第3、第4展示室を使ったインスタレーション。
広い第3展示室には、檜の細い棒をいくつも重ねて作った超繊細なイスが並べられている。それは空調の微かな風にさえゆらゆらしているぐらい。もちろん人が座るなぞもってのほか。そして頭上には錆た鉄骨が吊り下げられている。広い静謐な展示空間なのにどこか不安定な印象が付きまとう。
隣の第4展示室には、放物線を描く様に天井いっぱいにイスが吊り下げれれている。隣の展示とは少し雰囲気がかわってややリズミカルな印象。さらっとではあるが自分の想いを上手く表現していたと思う。確かさと不確かさが混在するこの空間は、日常の一部ですとのこと。
本当に力のある作家さんだと思う。ただ、まだまだ力出し切ってない感じですが。孫悟空のいう70%の本気ってな感じ。いい意味でまだまだできる人だと思う。今後期待大です。
このような展示が岡山でもどんどん観れたらいいなと思う。で、そんな展示に自分も少しでも関われたらと思うとワクワクしてきた。作家が空間と向き合って、本気でぶつかるような企画をしたいと思った。
人の作品観て、勝手に手ごたえ感じてしまった。まあこれもアートの力ってことで。
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2007/07/16 「明和電機」
週末に「明和電機 ナンセンス=マシーンズ展」の手伝いに行った。
夏休みも始まったということで、子連れのお客さんが多くてしょうしょうパンク気味でした。どちらかと言えば、作品のあまりのゆるさにヒットしていたお母さんが多くいたように思えました。昨晩は、プチ打ち上げということで社長さんやその関係者さんたちやボランティアの人たちと飲みに行きました。
やはり社長は若いコに囲まれて引っ張りだこで、あまりゆっくりもお話できなかったのですが明和の人たちや一緒にボランティアに入っているコとかとワイワイとできて楽しかったです。主催者側の方々のお話も聞けたのですが、やはり気になるのは観客動員数で、彼らの言う「成功」にはどうしても採算ってのがついて回るわけで、まあお金を出して事業しているのだから当然だし、自分達が小さいながらイベントしても外すことのできない要因なのですが、そんなお金のことは関係ないよと言わんばかりに楽しそうに次々とビールを注文する若いボランティアのコ達をみていると、子供が飽きて手を引くのに次々と映し出されるナンセンスマシーンに心奪われて展示のビデオの前から動くこともなく口元に笑みを浮かべ続けるとあるお母さんの顔が思い出されて、久々にイベントの成功ってのは何なんだろうってなことを良く考えていた自分を思い出した。
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| 社長と記念撮影 |
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ついでにサインもいただきました |
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2007/07/01 「そそそれは、望遠鏡で見えますか?」
「左と思えば右コーナー」
「アタック、アタック」
維新派「nostalgia」を観に行く。
実のところ、前回の「ナツノトビラ」と今回とで2作品しか彼らの舞台は観ていないので、たいそうな知ったかぶりもないのですが。
色でいえば白とか黒で、少年とか少女とかなイメージがあったのですが、今回のはなんだか力強かったです。そりゃ、子供も産まれる勢いですよん。ストーリー性が強いためか暗転の多さが気になりましたが、やはり要所要所での独特なセリフ回し(?)にはやられてしましました。セリフ憶えてやろうと思うのですが2,3日すると忘れてしまうのが悔しいです。
ほんの400人ぐらいの観客だけ(彼らにしては小規模なのかしらん?)でしたが特設ステージのイメージ通り同じ船で一大スペクタクルを共有し、旅したって感じでした。
大男と帽子の小さな子が誰(というか何)なのかよく分からんかったのですが、これは次に続くということなのでしょうか。パンフレットにも<彼>と旅する20世紀三部作って載ってるし。
2年ぶりに、実は過去記していた日記のファンだったって言われて、夏祭りの夜に突然の思いがけない告白に出合った大学生のようで、少々浮かれ気味に再スタートを切ったシモムラであります。ハイ。
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2007/05/21 「いわゆる一つの通過点」
昨日、イベントも無事終了しました。
心配していた天気も見事に晴れ間がのぞき、気持ちのいい日曜日となりました。
今回はさすがに70組もの作家さんが出展してくださったのでお客さんもわんさかで会場の公園内はずっと人だかりとなってました。
来る人来る人皆口をそろえて「人がたくさんで賑わってよかったですね」と言う。
確かに賑わうのはいいのですよ。作品たくさん買ってもらいたいし、たくさん作家さんに話かけてほしいし、何よりも作品を見てくれる人が来ないと意味ないし。でも本当にやりたいことは賑わい作りなのではなくって、その先にある、何ていうか、作家さんたちがこのイベントで何を感じて次にどう繋げるかってところなんですよね。
中学校の頃卓球部に属していまして、自分自身はキャプテンなのにベンチウォーマーでしたがチーム自体はかなりの強豪でして、県の大会なんかでは優勝常連校でした。一年に数回県レベルの大会があってもちろんスマッシュ決めて優勝、準優勝するわけですが顧問の角先生は子供達が死に物狂いで勝ち取った賞状を片手に「これは通過点にしか過ぎないのだ」なんて言ってました。彼もべつに全国だぁ!なんて勢いついていたわけではありませんが、でも今の現状に満足するなってことを言いたかったのでしょう。口をあけてポカンと聞いていた説教も今なら分かる気分。丸刈りの中坊には少し早かったぜぃってな感じ。
そんな角先生のような気分で作家さんたちに言いたいのです。もっともっと表現するということについて考えて欲しいって。自分の表現したい想いって何なのかってことを。それは多分、職業作家さんだろうとこれから勉強してゆく若い学生さんだろうと一緒のことなのだろうって思います。
ということで、おひバザというイベントも開催は一日限りですが、そんなものは通過点に過ぎず参加者が次へどうつながったかってことでやっとその成否が決まるのではないでしょうか。
何か地味なことやってるなと思いつつ、性格的に派手が苦手なメンバーで運営してんだからしょうがないかとも思う。まあ、自分自身は少なくともそんな想いを上手く伝えられるようにはなりたいですね。 |
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2007/05/17 「共演」
しばらくぶりです。
イベントも近づいてきてバタバタと準備に追われているわけですが、新聞やラジオなどぼつぼつと取材を受けています。なかなか話ベタなんで取材を受けても思っていることの半分もしゃべらないうちに話が脱線してしまい何の取材なのか訳わからんことしばしばですが、ようよう慣れてきたとこです。
今日も先日取材を受けたとある新聞の夕刊に記事が掲載されていました。わりかし大きく扱ってもらえていてうれしい限りです。何よりもうれしいのは裏面が眉山の特集記事で松嶋菜々子の写真がでかでかと載っていたこと。
軽く共演してしまった。
ってことで、今日はニンマリと眠れそう。 |
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2007/05/07 「あがた森魚と田中泯」
「やばい、本物観てしまった」
今日は「あがた森魚の歌唱 田中泯の舞踏」を観に禁酒会館へ行ってきた。
いやいや、すんばらしくいい時間を過ごさせてもらいました。
連休明けたのでもちろんアロハを着て観にいったわけですが、いつもこの少し早いアロハ姿に人から「寒くないですか?」とか「一足早い夏ですね」なんてやや自嘲気味に言われたりするけれど本人はすでに夏前の人なんで寒くともなんともなくて、「このアロハ今年のモデルなんですよ」なんて適当に受け流しているのだが今日ばかりは鳥肌立ちっぱなしでした。心の底からゾクゾクしてしまった。
田中泯の動きはどこに重心があるのかわからないような地に足ついていないようで本当に不可思議で、それでもじっと見つめていると何か込み上げるものがあって心が震えた。以前、とある美術館でとある作品をみて非常に感激して涙がこぼれたことがあったのだが、今晩目の当たりにしたものは正にそれで、身体表現の奥深さを垣間見たような気がする。
演目も終わってワラワラと会場を出るとき、ファンらしきおじさん二人が
「お前どっち?」
「オレ、あがた。お前は?」
「ああ、オレ田中泯」
とかいう、中学男子がお前3組の誰々が好きなんだろう実はオレもなんだ、なんていうような可愛らしい会話を耳に入れてしまい少しほくそ笑んでしまったこともいい時間を過ごせた要素であることを記しておく。
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2007/04/30 「出石芸術百貨街07」
週末に出石芸術百貨街07のお手伝いに行く。
今年は2回目ともあってかなり大掛かりでした。天気もよくてもうヘロヘロでしたね。まあ、笑顔も多くて非常に楽しいイベントでした。
自分達が何のために時間を削ってまでしていろいろと活動しているのか時々立ち止まってしまうことがあるのですが、ある意味これのためなんだっていう解答を見せつけられたような感じです。
どちらかというと人見知りする方で知らない人ばかりの場は少々緊張してダメな方なんですがボツボツと色々な人とお話できました。打ち上げからの帰り道、ああ、あの人ともっとしゃべれば良かったとか、あの人の話は面白かったとか、人とコミュニケーションとることが楽しかったことに気づいて、更にいい週末を過ごせたなと思う。
しかし、恐るべしたまちゃんの手相学でした。 |
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2007/04/24 「帰ってきたシモムラ日記」
皆さまお久しぶりです。ほぼ2年ぶりの日記再開です。あれからいろいろありました。出会い、別離、裏切り、友情。
人生って面白いなってことばかりでした。生きるのって楽しいじゃんってかなり前向きにもなりました。根は暗いままですが・・・。
まあ、その後の活動については他のページを熟読してください。
今回、再開するにあたって今流行りのブログ形式とかにしようかとも思いましたが他人の日記を覗きにくるような感じで読んでほしいので「想いタレ流しのみの形式」にしています。相互コミュニケーションは一切なしです。ご容赦ください。
とまあ、記念すべき1回目はそんな感じで。
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